「でも……会いに来てくれて嬉しいよ。
立派に成長した大翔が見れて……よかった」
何だ……。
親父って……結構いい人じゃん。
ロクでもねぇヤツかと思ってたけど……
……やっぱり会いに来てよかったかもしれない。
「ちょっとごめんな。
トイレ行ってくる。
年取ってから、トイレが近くなってな……ははっ」
「分かった」
親父はリビングを出ていった。
俺は綺麗なリビングを見渡す。
ウチのボロアパートとは大違い……。
その時、俺は棚の上にあるさっきの写真立てに目を向けた。
真ん中で微笑んでる女の子……。
あの子が俺の妹か……。
今まで一人っ子だった俺にとっては嬉しいことだった。
でも……その時、俺はふと違和感を感じた。
あの子……大きくないか?
小学生なのは間違いないけど……でも……確実に小一、小二ではない。
親父とあの女が離婚したのが十年前だから……
えっと……9歳が小三ぐらいだから、その辺り?
……でも、小三より確実に大人びている。
あの子は……一体……

