「笑美━━━‥」 蜂宮輝は、屋上で黄昏ている 猫山笑美を見て 小さく猫山笑美の名前を呼んだ。 生徒会会長とやら言うやつが、 産まれた時からずっと一緒にいる猫山笑美に まだ会ったこともないし何も知らないくせに 猫山笑美に告白をしたのが許さなかった。 「んー?どうしたのー?」 「‥‥笑美俺から離れないでね‥」 蜂宮輝が、不安そうに小さい声で言うと 猫山笑美はツインテールを一回手で靡かしてから 蜂宮輝の元に行き「当たり前じゃない」と言い 震えている手をぎゅっと握った。