たくさんの笑顔を




桃子は彩織にべったり。


だからすみかは、離れたかった。


出来るだけ近くにいたくなかった。


桃子と一緒に来ていた咲と陽美に挨拶。


「咲~。はるちゃん。おはよう!!」


二人はこの温度差を気づいていながら、気付いてない振りをしてくれた。



そんな優しさが、余計に悲しかったんだ。