「はぁ、はぁ。」
私は空気を思い切り吸い込んだ。
死ぬかと思った…
「その様子だと…ファーストキス？」
…ファーストキスですよ！！
悪いのかよ！！
「可愛い顔。もっとキスしたくなる…」
葵は私の耳元で囁く
その瞬間、体がゾクッと震えた。
「ふふ。さっきのは他の男に抱きしめられたお仕置きのキス。
次は…」
次…っ!?
次ってまさか…
もしかしてまたキスされるー!?
と思った時にはもう唇を塞がれていた。
さっきの乱暴なキスとは違う、優しいキス。
と、思ったら…
…いや、待って…どんどん激しくなってる気が…
「ん…っ、あお…」
葵、やめてって言おうと開いた口の中に、
温かいものが入ってきた。
し、舌…!?
ま、待って…こんなキス…
「…ふ…んんっ！」
こんなキス、まだ刺激が強すぎるよーーー！！
しかも変な声出してるし、恥ずかしいっ！
また、私が苦しそうにするとゆっくり唇が離れて…
