朝--
私は小鳥のさえずりで目を覚ました。


デートって…今日…なのかな?
私がそんなことを考えていると、
いきなりケータイが鳴った。


「…誰から…?」

私は重い体を起こしてケータイのディスプレイを見ると…
そこには“青山颯人”と記されていた。

私は慌てて通話ボタンを押した。


「もしもし!? 颯人!?」


私は興奮気味に電話に出た。


『明日花…はよ。』


明日花…
ほんとに記憶戻ったんだ。
明日花の一言で私は元気になれた。