「……好きだ。」


………はっ!?
今、今、私のこと好きって言った!?


それを聞いた人たちが一気に私たちをからかいだす。

ヒューヒューといろんな所から聞こえた。


…うそでしょ!?


「あぁっ!もう、恥ずかしいっ!」


青山くん、耳まで真っ赤…
まさか…この告白、本当にっ!?


「あの…その…」


「審判!もう、これで一位決定だろ!?
俺はもう行くぞ!」


そう言うとまた私をお姫様抱っこして、その場を離れた。


みんなの冷やかしの声を聞きながら。