「ねえ輝」



「ん、何?」




ある日の学校の帰り道、あたしは幼馴染みの武岡 輝(タケオカ ヒカル)と駄菓子屋のベンチでアイスを食べていた。





「輝って好きな人いないの?」





内心ちょっと「あたしじゃないかな」って期待しながら聞いた。