*憧れの先輩と同い年のアイツ*



三人の間に沈黙が流れる。












桜は、竜也の隣に居る美加に視線を移した。





「…彼女?」






一瞬、目があった。



だがすぐに、桜の視線は再び竜也に戻る。







彼女の声は少し震えていた。



竜也はどういう顔をして良いのか分からず、桜の視線から目を外した。





美加は、そっと繋いでいた手を離した。