*憧れの先輩と同い年のアイツ*

振り返るとそこには、見覚えのある綺麗な女が、目を丸くして立っていた。








美加は思い出した。







(先輩と一緒にいた子だ。)







彼女は、美加がファーストフード店の窓から竜也を見付けた時に、彼の隣に居た女だった。









「…あっ、桜」