*憧れの先輩と同い年のアイツ*

ずっと憧れていた先輩。









入学して間もない頃、美加は由衣と一緒に、放課後の学校を探索していた。



由衣とは同じクラスで、入学してすぐに友達になった。



サバサバした性格なのだが、どこか抜けていて、一緒にいて飽きない。







「美加、部活入るの?」


『うーん、どうしよっかなぁ。』



「ちょっと見てこっか?」




二人は体育館を覗いた。





「あたしバレー部だったんだよね~」



『それっぽいね!!』



「美加は?」



『えっ…あたしもバレー部//』



「マジで?似合わないんだけど!!」




入り口近くの壁に寄りかかった。




『だって補欠だし!後半ほとんど行ってなかったな』



「やっぱり?美加が運動するとこ想像できないし!」








様々な部活が練習している。









その中で、美加の目に止まったのはバスケ部だった。