*憧れの先輩と同い年のアイツ*

有志が休んだのはあの出来事の翌日からだった。


そして、二人きりで会った最後の日、有志は、もう友達には戻れないと確信したのだ。


美加が好き。


首元の赤い跡を見て、その想いは一層強くなった。




一方の美加は、ファーストフード店で有志が言った言葉を思い出していた。



―あんな奴やめて俺にしろよ。



美加は、その言葉が有志の本心だとはまだ気が付いていない。








二人の間に気まずい空気が流れたが、有志は続けた。







「一応まだ体調は万全じゃないんだけどさ。ちょっと噂が気になって…」






『……噂?』