*憧れの先輩と同い年のアイツ*

先程まで明るかった彼の表情が、一瞬にして曇った。




が、ベッドのシーツを綺麗にしながら話していた美加が知る由もなかった。



彼の表情に気付く事はなく、美加は保健室から出る支度を終えた。


二人きりで面と向かって話すのは、あの日以来だった。


互いに、何を話したら良いのか分からない様子で、重苦しい空気が流れたままだった。



有志が意を決して口を開く。




「美加?」


『…ん?何?』