*憧れの先輩と同い年のアイツ*

恥ずかしさと緊張で、美加の体は、まるで全身が心臓になったようだった。


きっとこのまま……


ずっと憧れていた人と結ばれる。


これ以上無い幸せな時間。


ドキドキして、嬉しくて。



そのはずだった。



しかし、こんな中でも、一瞬あの顔がよぎるのだ。




(これが…幸せなのかなぁ)








次の瞬間、


美加はとっさに、体を引き離そうと竜也の肩を掴もうとした。






その時、授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。