*憧れの先輩と同い年のアイツ*

二人の息は次第に荒くなっていき、唇も深く求めあった。



体中に幸せを感じながらも、何故か美加の脳裏には有志の顔が浮かんでいた。



それを打ち消そうとするかの様に、美加は竜也を求め、舌を絡ませた。








―その時チャイムが鳴った。


二人は別れを惜しみながらも、放課後一緒に帰る約束をし、屋上を後にした。


美加は幸せを感じる一方、なにか罪悪感のような物も感じていた。