その次に目に入ったのは…在校生。 あたし達がこれから お世話になる先輩方だ… 物珍しそうにこちらに向けられる視線 さっきまでにやけ顔だったあたしは 視線の怖さに俯いてしまう 去年までは悪さばっかりしていたあたし… だけど、怖さには逆らえない 人間って臆病な生物だと思った 我慢して静かに先輩方の横を通りすぎる ふと肩の荷が下りた気がした そして並べられた何1つ 物がのっていない椅子の前に並ぶ 先生の合図で着席した