夢に向かって!!






その次に目に入ったのは…在校生。



あたし達がこれから


お世話になる先輩方だ…



物珍しそうにこちらに向けられる視線



さっきまでにやけ顔だったあたしは


視線の怖さに俯いてしまう



去年までは悪さばっかりしていたあたし…



だけど、怖さには逆らえない



人間って臆病な生物だと思った



我慢して静かに先輩方の横を通りすぎる



ふと肩の荷が下りた気がした



そして並べられた何1つ


物がのっていない椅子の前に並ぶ



先生の合図で着席した