「よし…もしこの水切りで五段越えしたら…もう一回『地獄の一匹狼』に会いに行こう。」
――ギリギリッ
石を握り締める手に力が入る。
―――――
そして、その光の先にあったのは……
『赤い目の破壊者を知っている』
この書き込みだった。
にわかに信じられる情報ではない。
でもいくつか疑問が生じた。
これが嘘の書き込みだとしたら、こいつに何か得る物があるのだろうか?
おまけに、名前の部分を選択するとメールを送信できるようにしてある。
アドレスも携帯のアドレス。
確かに、このサイトには荒らし行為をするような奴はいないようだが……
そんな疑問が頭の中を巡り、俺は意を決してメールを送る事にした。
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