「もう一回……」 辺りを見回しながらイイ石を探す。 ――――― そんなつまらない俺に友達ができる訳がなかった。 一人孤立した人間に良いイメージはつきにくい。 イジメが始まったのは中学生の頃からだった。 学校に行けばイジメられる。 逃れる為には家に引きこもるしかなかった。 学校に行かなくなり、パソコンと向き合う毎日。 昼も夜もない生活。 次第に親も干渉しなくなり、人との接触も無くなった。 .