『いやいや、今のは準備みたいなもんだよ。ダメージの有無なんて関係ないに近いから』 そう言って、腰をかがめて弓を引いているようなポーズをとる。 『さぁ…ショータイムの時間だ!!!』 ――ザシュッ 砂煙を残して消えたメガネくんは瞬時に蛇野郎の目の前に現れた。 「なっ!?」 蛇野郎が防御しようと身を固める刹那――俺は自分の目を疑った。 .