父親の言っている意味はよく分かる。

けど・・・美姫さんに頼まれたから止めたくない。


「 お父さん。少しの間だけなの! お願いっ・・・!! 」


莉乃はお願いというポーズをとる。

その様子を見た父は少しだけ悩んだようだった。


「 よし、分かった。けどな明日1日休んで仕事を頼みたいんだけどいいか? もちろん、わしも同行する 」

「 仕事・・・? また霊? 」

「 西の巫女の手伝いをするんだ。だいぶ弱っているそうだよ。戦いすぎてな。だから手伝いをするんだ 」

「 分かったっ! 」


莉乃は明日休むと約束をし、バイトの許可を得たのだった。