「・・・あ、あのぅ・・・撮影はいいんでしょうか・・?」


ようやく時間を気にかけた美姫は控え室の時計を見る。


「・・・・ヤバいわ。完全に遅刻よ、莉乃ちゃん・・・」

「ほぇぇええ!?」


―――――・・わたしどうすればいいの・・!? モデルとかって漫画で読むけどいじめられたりするんでしょ!?

いーーーーやーーーー!!


完全に涙目の莉乃を見て美姫さんはだいたい莉乃がなにを考えているのか分かった美姫さんは莉乃の頭を撫でた。


「大丈夫よ。莉乃ちゃんがいじめられたりしたらあたしがぶっ殺すからっ♪」


ニッコリ言う、美姫さんに莉乃はゾッとして、涙が引っ込んだ。