【完】君の隣で愛を捧ぐ①

「ど、どうしたの、長谷くん・・・」


泣いている事を隠そうとしている長谷川は目の前が鏡で見えている事に気付いていない。

いや、それでよかったのかもしれない。


「・・・・・長谷川、ごめんな。怖かったよな・・・・」


俺の言いたい事が分かったらしい長谷川は俺の腕をギュッと掴んだ。

そしてこっちを向いた。

もちろん長谷川は泣いていた。


「・・・長・・長谷・・・くん・・・っ!!」