【完】君の隣で愛を捧ぐ①

―――・・ありがとな、姉貴。


それが通じたのかバッチリというポーズをとっている。


長谷川はいきなり現れた俺にビックリしていた。


「――・・え? え? 長谷くん?」


俺はそんな言葉は無視して長谷川をちょっとの間だけ控え室に入れる。

なんでかよく分かっていない長谷川を説得しながらも控え室に入れた。


「大人しく待っとけよ? あとでジュース奢ってやるからな」


と言ってオデコとオデコをくっつける。

顔は近いけど俺は気にしない。

だって好きな奴をこんな間近で見られるなんてラッキーだと思っている。