【完】君の隣で愛を捧ぐ①

―――・・ガッシャンッ・・・


花瓶の割れた音が響く。

多分、姉貴がやってくれたんだろう。


男もビックリしたみたいで、長谷川から視線を外し、音がなった方を見つめている。


「――・・あらっ? ごめんなさい、お邪魔だったかしら?」


お色気タップリの姉貴に男はハートマーク出ている。


漫画かよ・・・。


って頭の中でツッコミながらも長谷川を安全な所に連れて行く。


姉貴に感謝しながら。