【完】君の隣で愛を捧ぐ①

「なに言ってるのよ、莉乃ちゃんはあんたの彼女さんなんだからっ!! あと・・・莉乃ちゃんは嘘や裏がないわ。これ女の感!!」

「おいっ!! 彼女じゃねぇーし。時期に・・彼女にしないなっとは思ってるけど・・・。・・・姉貴が言うんだから間違いないんじゃねぇーの?」

「フフッ。素直じゃないわね。でも・・・ありがとう」


俺と姉貴は控え室を出た。

出ると長谷川が男に囲まれていた。

多分、次にメイクする奴だと思うけど・・・。


長谷川になにやってんだよ!!

何かとベタベタ触りやがるし、それに長谷川は困っていた。


「・・・あらあら。どうするのかしら? “あたしの弟”さんは?」


弟を強調する姉貴に力強く言った。