【完】君の隣で愛を捧ぐ①

顔近いし……!!


そろそろ限界に近づいた俺に気付いた姉貴は手を叩いた。


――パンパンッ


「……お遊びはここまでよ。さっさと準備しましょうか、莉乃ちゃん?」

「………はいっ!!」


笑顔で答えている長谷川を見て笑った。


さっきまであんなにおびえてたのにな。


姉貴が俺に近付いてきてなにか言いたそうだった。


………な、なんだよ?