なんなんだ?

毎回毎回...莉乃が消えた後からずっといやな予感がするのは...なぜなんだ?


俺はゆっくりと暗くなった道を進む。

光があるところで顔を上げると虫が集っている。

月がポッカリとまん丸に光っている。

星も散らばっていて今日の夜はとても綺麗に見えた。

だが俺にはどうしても気分が晴れなかった。


莉乃に何かあるんじゃねぇーんだろうな?


何故か俺は来た道を戻っていた。

なにかある。そんな気がしたからだ。

莉乃がどこにいるかなんてわからねぇー。だがどうしても行かなきゃならないような気がした。

よくわからない道を進んでいく。

ここから先に莉乃がいるような感じがしてならねぇー。

しばらくすると灯りがもれてきた。