【完】君の隣で愛を捧ぐ①

「…す、すみません…」


困った顔をして笑っていた。


なんだよ、センコーの奴。

怒る事ないだろ?


まぁ、教師だから仕方ないけどな。


殴りたくなる気持ちを抑え、窓の外を見ようとすると誰かからメールが来た。


――ブーブー


ディスプレイを見ると姉貴からだった。

『あんた、早く帰ってきなさいよ!』

姉貴らしいメールに笑えた。