しかも2人とも呼び捨てだし・・・。

いつの間にそんなに仲良くなったの?

真子ちゃん・・・わたしの好きな人・・・知ってるよね?

わたしが休んでいる間にそんな仲になったんだ・・・。

休まなきゃよかった・・・。

莉乃に気づいていない長谷くんは真子に鞄を拾ってあげていた。


――――・・ズキンッ・・・


なんで・・・?

なんでなの、真子ちゃん・・・。


「 ほら、真子。カバンっ! なにしてんだよ、バーカッ 」


やめて・・・っ!

呼び捨てにしないでよっ!

真子ちゃんなんかに・・・笑顔向けないでよ・・・っ!!