――――･･朝早くに家を出たわたしは西の巫女に会うために車で出かけました。

そして･･――――


「 んん〜っ！ やっと着いたよ〜！！ 」


莉乃は思いっきり身体を伸ばした。

その後ろで父は嫌な顔をしている。

なんだか霊を探しているような顔をしていた。

ここまで来るのに１０時間以上かかった。

だから莉乃疲れていて霊なんて探す気力がなかった。


「 どぉ〜したの？ ホテルでゆっくりしたいよ〜！ 」

「 ダメだ。西の巫女に会いに行くぞ。嫌な感じがする 」

「 えぇ？ 今からぁ〜？ 」

「 そうだ 」