学園探偵1

俺は友達の剛と、走っていた。

そう、鬼ごっこをやっていたんだ 

「尚樹待て・・。」

「剛ここまでおいで」


俺は剛の方を見ていたため、

犯罪者が人を殺しているところなんて、見ていなかった。

なのに、剛は見ていて、

「おいっ、ちょっと離せよ」

「尚樹助けてくれ」

「剛を返せ!剛を返せよ!」

「尚樹、やめろよ!・・。俺が人質になるから、尚樹は、交番へ行って伝えてくれ」

「分かった」

「剛になんかあったら、俺が許さないから、覚えとけよ」

今思えば、犯罪者に、こんな言葉を言ってもいいのかという言葉を言っていた。