学園探偵1

「雅耶・・。ごめんな」

「俺こそごめん」


「あははっ・・。友情なんてばかばかしい」

ある黒い着物を羽織った人が言った。


「探偵としての心得じゃないのか?」

「あははっ・・。そんなもんとっくに捨てたよ」


「じゃあ、お前は何を求めている」


「俺?俺が求めてるのは・・。お前らみたいな馬鹿な奴だなっ」


「なんだと・・。」


「やめなよっ」

俺は、思いっきり殴りかかりそうになったが、


雅耶のおかげで、どうにか、殴りかからずに済んだ。