家に帰るとすぐさま、

ケータイのボタンをプッシュ。

090・・・

プルルル・・・プルルル・・・

何度か呼び出し音が鳴ると、

さっき聞いたばかりの不快な声が聞こえた。

『はいはーい』

「何なのっあのメモはっっ!!!

脅してんの!?」

あたしは名乗りもせず捲くし立てた。

脅しに屈してたまりますか!!!

けれど電話の向こうの声は落ち着いている。

『あははっでも電話してきたって事はびびってんだ?

バラしたりしないケド、



今日からあんた俺のどれいね♪』