君に出逢って、君と毎日逢って、
君と毎日授業した教室。

色褪せた写真の中、
君は真ん中で花束を持って
その綺麗な笑顔で笑っている。

何度、愛していると
伝えてしまいそうになったか。

何度、その優しい笑顔を
抱き締めたいと思ったのか。

君と出会ったあの教室。
今はまだ、振り返りたくないの。

想い出が、溢れてしまうから。


Chapter.1
中学1年4組、