熱帯夜が続く今日この頃。
私の彼氏でもあり、隣の幼なじみでもあるアイツが、まだ帰って来ない。
今日の夜9時、隣り同士でくっつくベランダで。
と、ゆびきりしたのに。
アイツとか言ってるケド
私より、6歳も上の人で立派な社会人。
高2で、進路もあやふやな私とは大違い。
夏休みの進路カード記入の宿題。
夏休みの宿題で終わっていない、最後の残り物になる。
「はぁ、進路どーしようかな?
アイツの出身大学は....
駄目だ、受かる見込みが全然無い....」
アイツの高3の進路は、数々の大学から声がかかっていた。
でも、大学生活はのんびりとしたい。という事で
アイツは、自分の学力よりチョット下の、それでも立派な有名大学に、特待生として入学。
大学に入学したらしたで、主席をキープし続け、4年連続で大学内のイケメンコンテスト優勝。
ドコを突っついても、叩いても優秀なアイツ。
就職活動も、あらゆる企業から声をかけられていた。
夏休みまでの間に、いくつの内定を貰っていたか...。
「おっ、もういたのか。
悪いな遅くなって.....」