泣いても泣いても、涙腺が止まることは無い。
『レスキュー隊員を
辞めて欲しい』
そう言った私自身も、凄く辛かった。
「うっ………」
泣くことが、こんなに辛いなんて思わなかった。
苦しいなんて、知らなかった。
疲れるなんて、知らなかった。
カーテンを締め切っているはずなのに彼の家、彼の部屋が浮かぶ。
まるで、カーテンを開けきっている感じ。
こんなに、彼と連絡を絶ったことは無い。
たまにいく学校の補習の時も、彼には会わない。
仕事が忙しいのかも知れない。
嫌われてしまったのかも知れない。
もう私に
『結婚しよう?』なんて言ってくれない……。
でも彼の責任は、重い責任は、肩からおろすことができる。
彼はきっと、今頃安堵に包まれているだろう。
好きな人と、彼は結ばれる。
やっと、私も辛くなく、彼を見つめられる。
私を
好きじゃなくていいから
私は、
あなたを好きでいて
いいですか?

