「りん?りん?」

あれ?体が動かない。

あ...

「あっ!」
飛び起きた。保健室か...

「佐和田さん起きたのね。大丈夫?」
「あっはい。」
「今日は熱があるから、もう帰りなさい。」
「はい。」
「いま、神崎くんに荷物持ってきてもらってるから待ってて。」
「神崎くん...?誰ですか?」
「あれ?知らなかったの?」
「あなたをここまで運んできたの神崎くんだから、つい彼氏だと。お姫様抱っこなんてされっちゃて。まぁ~」
「おおおおおおおおおお姫様抱っこ?」