「え、お前彼氏いんの?前言ってた奴?」


「うん…、まぁね」


「ふーん良かったじゃんっ」



そう言って潤がわしゃわしゃっと私の髪をぐしゃぐしゃにする。


「も、もー!せっかく髪の毛整えてきたのに~っ」


「誰も見てねーよっ」



「…美羽」


「あっ、宮澤っ」


「…彼氏って、こいつ?」

潤がボソッと私に聞く。


「あ、うん…」


「そっか、じゃー邪魔者は退散するとすっか!
じゃーな美羽、またどっか遊びにでも行こうぜ」



「ばいばい潤」