――――――――

地区のお祭り。

でも、いつも通り君は素っ気なさ過ぎる。

友達とどこかにいってしまった。

私は知らないようにみせかけて、耳にも入っていない話にあいづちをうつ。

『どこにいったんだろう』
『会いたいよ』

そんな気持ちは募るばかりで、なにもできない。

ただ、ときどき見える君の背中を見つけては

ときめいてはほっとしている。

弱いな。