「「いただきます!」」




「じゃあお母さん、
仕事行ってくるね」




私たちが朝ごはんを食べ始めた頃

お母さんが私に声を掛けた



「はーい

行ってらっしゃい」







ガチャ



ドアの締まる音が聞こえた。





「やっぱり美味しいね

奈美のお母さんのご飯は」


「でしょ!


自慢だよ!」




マザコンが入ってる私は

お母さんを褒められて嬉しくなって


ヘへッと笑った









「・・・・・っ・・」




「楓?

どうしたの~?




顔真っ赤!



熱でもあるの?」








「・・・・・なんでもない・・・」






楓はそれから

下を向いてしまった



耳まで赤くなっていた



どうしたのだろう・・・?