「ふがっっっ!!」
「ぶはっ
お前、なんだよその起き方は!
はははっ!!
ったく色気が全くねぇな!」
「アンタねぇー・・・・」
コイツ、私の幼なじみ
飯塚颯(イイヅカカエデ)
家が隣同士で
仲がいいため、たまにこうやって
朝からふざけあったりしている。
「鼻つままないでよ!!」
「ははっ!!
・・・・いやぁ~
前もひっかかったよね?
どんだけ馬鹿なの?」
「寝てるからアンタが来るとか
分かんないでしょ?
全くもぉ・・・!!」
私たちはちっちゃい頃から
仲が良かったから心を許している。
だから私がこう、パジャマ姿でも
私自身もなんとも思わないし
相手もなんとも思ってないだろう。
「ったく、
無防備すぎるっての。」
だから、楓が言った言葉にも
私は気付かなかった