私の初恋は小学校6年の時。
転校生のあいつに恋をした。


「転校生を紹介します。」
先生のこの一言でざわついた教室と私、大野未来は先生の方を向いた。
「入ってきて。」
と言う先生の後に「はい。」と静に言い一人の生徒が入ってきた。
私の視線はその転校生をみつめていた。
と、先生が「じゃあ自己紹介して?」と言いその転校生を見た。

「東京から引っ越して来ました村木和弘です。」

私と転校生の目があった...。
私は顔を真っ赤にして机に顔を伏せた...
今までこんな事経験したことがなかった私。
どうしていいかわかんなかった...

「じゃあ、木村の席はあそこな!」

と先生は窓側の席の一番後ろの席を指差した

「ねぇ!未来!!あの木村って人どーお?結構良
くない?」

と親友のむっちゃんが私に話しかけてきた

「んー。微妙かなぁー...?」

『また嘘をついちゃった』
私は昔から素直に何でも言えない性格だった

「そっかーwうちはいいと思うんだけどなぁー!」

と言うと先生の方を向きなおしてしまった
『木村かぁ...』
と心で呟いた...。