久しぶりに風邪をひいた。
「ぶぇっくしょい!!」
豪快にくしゃみをすると、周りにいた看護師たちはクスクス笑った。
「せんせーい、あそぼー」
ナースステーションのカウンターの外から、子供たちがひょっこり現れる。
1、2、3、4…今日は6人。
「今日はだめだ…先生に近づかないでくれ。風邪がウツるから…」
「なんだよつまんねーのー」
オレよりか、入院中の子供たちのほうが元気そうに見える。
大きな病気もしたことないし、めったに風邪もひかないせいか、こういう時に弱り切ってしまうんだ。
子供たちを追いやった後、カウンターの中で調べ物をしていたら、飯塚先生がやってきた。
「おあようございまず…」
「なに、風邪か?」
「そうみたいでず…」
「熱はあるの?」
「怖くて測ってまぜん…」
ああ、またくしゃみが…
ティッシュの箱をたぐりよせたその時、いきなり頭を押さえつけられて、椅子から転げ落ちそうになった。
「のわぁっ!?!?」
ピピっと耳で音がする。
「37度8分」
飯塚先生が子供用の耳温計でオレの体温を測ったのだった。
それにしても乱暴すぎるだろ!
「先生…びっくりするじゃないですか!?子供には優しいくせに!」
「ぶぇっくしょい!!」
豪快にくしゃみをすると、周りにいた看護師たちはクスクス笑った。
「せんせーい、あそぼー」
ナースステーションのカウンターの外から、子供たちがひょっこり現れる。
1、2、3、4…今日は6人。
「今日はだめだ…先生に近づかないでくれ。風邪がウツるから…」
「なんだよつまんねーのー」
オレよりか、入院中の子供たちのほうが元気そうに見える。
大きな病気もしたことないし、めったに風邪もひかないせいか、こういう時に弱り切ってしまうんだ。
子供たちを追いやった後、カウンターの中で調べ物をしていたら、飯塚先生がやってきた。
「おあようございまず…」
「なに、風邪か?」
「そうみたいでず…」
「熱はあるの?」
「怖くて測ってまぜん…」
ああ、またくしゃみが…
ティッシュの箱をたぐりよせたその時、いきなり頭を押さえつけられて、椅子から転げ落ちそうになった。
「のわぁっ!?!?」
ピピっと耳で音がする。
「37度8分」
飯塚先生が子供用の耳温計でオレの体温を測ったのだった。
それにしても乱暴すぎるだろ!
「先生…びっくりするじゃないですか!?子供には優しいくせに!」