地味王子!?

彼氏がいるといろいろ自慢にもなるし、妄想LIFEからも抜け出せる。

こんな良いこと1つもない日々なんかまっぴらごめんだ。

すると、歩佳が怪しく口元をあげた、私はその行動に凍り付いてしまう。

「なっ・・・なに!?」


「うち、1人なら絶対に付き合えるひといるよ♪」


語尾に♪がついてるところから怪しさは頂点を達した。


だが、あまりの彼氏の欲しさには勝てず、一応聞いてみることにした。


「だ・・・誰?・・・」


すると、歩佳はある男子を指さし、「あ・い・つ」と言った。



嫌な予感的中


歩佳が指さす方向には 学年でもっとも暗くて地味と言われている 坂下優(さかしたゆう)

がいた。 



坂下くんはいつも本ばっか読んでいて、口数が少なく、誰一人彼に近づこうとする人はいな


い。彼も話そうとしないから別にどうでもいいんだと思う。


でも、ある人だけ彼と接する人がいる。   それは、うちの学年で一番のモテ男と言われて


いる 桧山龍二(ひやまりゅうじ)だ。


この人はなんでもできる天才で 顔も良いし、性格だって最高に良い。


こんな人がなんで彼と接するのかが私には分からない。


坂下くんは 龍二くんにだけ心を開いているのか、いつも楽しそうに話している。


龍二くんもいつも楽しそうだし・・・。なんでなんだろう?・・・。