「雪江と出会ってから・・・毎日ほんまに雪江のこと・・・好きなっていってん・・ゲーセンでも・・・
初めての電話でも・・・
花火大会でも・・・
最近の毎日のたくさんの会話でも・・・」


雪江は電話越しでどんな気持ちで聞いてくれてるんだろう。

もう答えは決まっているんだろうか?

何だかだんだん怖くなってきた・・・

答えが怖いというのもあるが、雪江が変わってしまいそうで・・・
それがなにより怖い。。


「やから・・・僕と・・・付き合ってほしい・・・
ほんまに好きやから・・・・・・・・・」


最後まで言い切る頃には口の中に水分は無かった、

全ての水分が出てしまったように体が重く汗だらけになっている。


長い沈黙が続く・・・



「ありがと・・・・!」

雪江の声がかすれている、辛い思いさせてしまったかな・・・


「私なもう答えは決まってるんよ・・!明日・・・ちゃんと答えて良い・・?」

「うん・・・分かった!」

「じゃ・・明日12時に東駅前ね!・・・おやすみ」

がちゃっ・・ツーツー・・

ホッとした・・・


腰が砕けて座りこんだ・・