学校に愁と通っていたある日

「超能力の練習をしよう!!」


「はぁ?」


いきなり訳の解らない事を話す愁

「自由に超能力使いたいだろ?」

「そうだけど…」

「未来は超能力を信じ切ってる?」

「曖昧かも…」

「じゃあ見てて」

愁は言うと指をテーブルのペットボトルに向けた

キュルキュルとキャップが回ってテーブルに落ちる

ペットボトルがその場にあったコップに中身を注ぐ

コップがふわりとあたしのとこに飛んできた

「どうぞ」

「ありがと」

あたしがコップを取ると愁は指を下ろした

「痛っ…」

愁は指を抑えていた
「大丈夫?」

「超能力の副作用だ」

「開発系ってそんなものなの?」

「多分…今位なら別に対した事無いけど…」

「無理しないでね?」

「うん」