～未来の光～ （ミクノヒカリ）

「能力の種類？」

「能力には種類がある。小さな力、大きな力、両方を合わせ持つ力」

「未来は両方を合わせ持つ力」

「愁は？」

「僕も両方を合わせ持つ力」

「同じ力だから念話ができる」

「なんかややこしいよ…」

「簡単な話小さな力は念話とかサイコメトラーみたいなのとかで」

「大きな力は運命を操るような大変な力」

「未来は自然系だから力は強い」

「自然系？」

「能力を手に入れるのには２つの方法がある。
自然系と
開発系」

「自然系は自然と使えるようになるタイプ」

「開発系は素質はあるけど使えない人の力を改造して無理に使えるようにする方法自然系と同じ力を使えるけど、何かブランクがある」

「愁はどっち？」

「僕は開発系」

「愁のブランクは？」

「記憶がなくなる」

「記憶？」

「覚えた事が消えていく」

「だから多分未来との思い出も消えていく」

「なら私が愁の記憶から消えたなら
また別の記憶を作ってあげる」

「何回でも」

「僕、前にそんな事言ってた人の声だけ覚えている。
誰の声か覚えてないのに未来と同じセリフだった」

「それ思い出せるといいね」

「うん」