恋桜満開CHU!



「さ、帰ろうか」


帰り道、何事もなかったかのように、いつも通りの会話をした


気まずい関係にならなくて良かった


「俺、焦ってたんだ、きっと」


「え?」


またちらっと私の首筋を見た


「キスマークついてるし…」


私は、はっとした


隠すのすっかり忘れていた


「ま、俺も可能性はゼロじゃない限り足掻いてみる。じゃあな」


そう言い残して帰っていった