恋桜満開CHU!



「でも俺、諦める気なんてないから」


強く、ハッキリと言った


その姿は、さっきの弱々しい海斗ではなく、いつもの海斗だ


「何年想ってきたと思ってんだよ」


ふっ、と小さく笑った


「すぐに諦められるほどの、簡単な想いじゃない」


私も海斗につられて笑った


「俺が言えたぎりじゃねぇけど、あいつがお前を泣かすことがあればすぐ奪うから」