恋桜満開CHU!



嬉しいのに気の利いた言葉ひとつ出てこない私は本物の恋愛ビギナーだ


「アイス、溶けてるよ」


ぼーっとしていて、アイスが垂れ落ちかけていたことに気付かなかった


「わわっ」


私は急いでアイスを舐める


すると零央は少し身を乗り出し私に、ちゅ、と優しくキスをした


「バニラの味がする」