ハテナを浮かべてる私に気付いた零央


「俺ら、昔遊んだじゃん」


「あの、昔の記憶が曖昧で…」


「そっか、覚えてねぇんだよな」


零央の残念そうな顏を見ると、チクッと胸がくなる


「でも最近幼い頃の夢を見るんだ」


その一言で、零央の表情は明るくなった


「聞かせて」